東京都文京区のプロテスタントのキリスト教会
メッセージ・アーカイブ

年別アーカイブ:2021年

私の家は祈りの家でなければならない 2021年12月2日 早天礼拝

ルカ19:41-48
説教者:坂本兵部牧師
イエス様がエルサレム神殿をご覧になって 「泣いた」のも、境内で両替商の机を蹴散らしたのも、民が「神の訪れ(顧み)の時を弁えていなかった」からでした。今日の私たちの内にも、当時の民と同様、深い霊的眠りを貪り、共同体を 「祈りの家」にすることができず、代わりに不平や争いの場にしてしまっている現実があります。
 

聖なる自信がある者は謙れる 2021年12月1日 早天礼拝

ルカ19:28-40
説教者:坂本兵部牧師
最後のエルサレム入城の時、わざわざ子驢馬に乗ってゼカリヤ書の預言を成就させたイエス様は、敵対勢力だけでなく、ご自分の未熟な弟子たちに対しても、メッセージを発しておられました。天の父が自分と共におられ、自分はその方の御心を行なっているという自信がある者は、世の人々が指向する指導者像とは異なる“謙った姿”で、持ち場に進み出ることができるのです。
 

受けた恵みへの忠実な応答がなければ 2021年11月30日 早天礼拝

ルカ19:11-27
説教者:坂本兵部牧師
最後のエルサレム行きの途上にあるイエス様を見ながら、弟子たちも群衆も 「神の国はすぐにでも来ると思って」いました。今日の私たちも、所謂“祈祷課題”をもって、神様の御国を待望する祈りをしたり、それを妨げるように感じる何かに不満を持ったりします。しかし神の国は、私たち自身が、既に受けている恵みに対して応答して結ぶ、“実”を通して実現するのだと言われます。
 

自分の目標でなく、神の国を 2021年11月29日 早天礼拝

早天礼拝
説教者:坂本兵部牧師
「神の国はいつ来るのか」と、イエス様に向かって問い質したパリサイ人たちの姿勢は、日頃、何かが願い通りに実現しなくてもどかしく思っている私たちと、大差ありません。神の国は、むしろ、自分の思いが砕かれ、貧しくされた者たちの上に、肉の目には見えない仕方で、しかし確実に来るのです。
 

何かの報酬を渇望する私たちに 2021年11月28日 待降節第一主日礼拝

創世記29章
説教者:坂本兵部牧師
母の故郷に到着したヤコブは、従妹ラケルへの恋情を伯父ラバンに利用され、14年間も労働力の搾取に遭います。その全ての過程で、ラケルの姉レアは徹頭徹尾疎外され、心に深い傷を負いますが、彼女はヤコブの子を次々と産む中で、主を賛美する恵みを纏います。信仰者が受ける報いとは、私たちが望んで獲得するものではなく、痛みの上に天から着せられる、想定外の恵みなのです。
 

互いに愛し合うこと以外は、どうでも良い 2021年11月27日 早天礼拝

ローマ13:9-14
説教者:坂本兵部牧師
主イエスに贖われ、神の国の民とされた者たちにとっては、頂いた無限の恵みの中で互いに愛し合うことこそが、生きる目的です。しかしそこから逸れて、いつしか問題解決を目的として生き始めると、無意識の裡に肉なるものの支配を受け、霊的な眠りの状態に陥るのです。「酩酊、淫乱、争い」の溢れる現実の中で、覚醒した愛の人としての本領を発揮する時が来ていると、御言葉は語ります。
 

上に立てられた人々の前で、神の子として 2021年11月26日 早天礼拝

ローマ13:1-7
説教者:坂本兵部牧師
「上に立つ権威に従え」とパウロが教会に言う時、彼はローマ帝国という体制の悪魔性を知らなかったのではありません。寧ろ、それを良く知った上で、世の権威者を遥かに凌駕する天の父に属する神の子に相応しい態度で、その本領を発揮せよと語っているのです。今日も私たちは、それぞれの人生に置かれた 「権威者」の前で、神の子としての正直さや柔和さが試されます。
 

恵みは断絶の痛みに打ち勝つ 2021年11月20日 早天礼拝

ローマ11:1-12
説教者:坂本兵部牧師
パウロは私たちと同様、“愛する者たちとの断絶”の痛みに苦しむ人でした。しかし彼は、昔、孤立状態にあった預言者エリヤに神様が語られた御言葉を引用しつつ、 「今の自分が恵みによって存在している以上、現時点で頑なに見える者たちの中にも、恵によって選ばれている者たちは必ず残されている」と宣言しています。
 

私が聞いて変えられている福音でなければ 2021年11月19日 早天礼拝

ローマ10:14-21
説教者:坂本兵部牧師
「信仰は聞くことにより、しかもキリストの言葉を聞くことにより始まる」とパウロが言う時、彼は、自分自身がダマスコへの途上で復活の主の御声に打ちのめされた経験を踏まえています。今日、誰かのために私たちが所謂“とりなしの祈り”をする時、もしも私自身が主の御声を聞いて変えられている状態でなければ、その人々の心に福音が響くということも起こらないことでしょう。
 

口でイエスが主だと言い表す者の力 2021年11月18日 早天礼拝

ローマ10:5-13
説教者:坂本兵部牧師
神様が私たちに与えようとしておられる 「信仰による義」の賜物とは、弱い者が世の只中で圧倒的に勝利するための霊的武具です。それは 「あなたの遠くにあるものではなく、口(と心)に神様がすでに置いて下さっているもの」だと聖書は言います。私たちが弱さや葛藤の中で、 「イエスが主である」との告白を、旗印のように掲げる所には、決して失望に終わらぬ神様の御業が始まっているのです。
 
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