年別アーカイブ:2024年
復活、その鮮明な希望
2024年3月31日
復活祭
ローマ4:25-5:5
説教者:坂本兵部牧師

「主イエスは私たちが義とされるために復活された」とは、使徒たちが一貫して証言した福音の根幹です。それは、私たちを日々苛む「罪と死の権勢」を主イエスが打ち砕き、天と地を繋げて下さった、ということです。この福音を味わい知った人は、世が与える恐れに打ち勝ち、神との平和を楽しむようになります。さらに、苦難の中でも主を喜び、置かれた状況で忍耐を働かせるようになります。そして、その上に与えられる練られた品性が、「主イエスを復活させた神は、私をも復活させ、愛する者たちと共に御前に立たせて下さる」という希望を、鮮明に見るのです。この希望が不鮮明であるがゆえに、倒れがちな私たちを、復活の主は栄光のゴールへと召して下さっています。
教会(キリストの身体)とは何か?
2024年3月17日
主日礼拝
エフェソ1:15-23
説教者:
特別に愛されているあなたよ
2024年2月25日
主日礼拝
ダニエル9:1-3、10:10-12
説教者:坂本兵部牧師
神の子にとって、勝利とは
2024年2月4日
主日礼拝
ダニエル6章
説教者:坂本兵部牧師

ダニエルは、メディア・ペルシアに政権が変わった時も、総理大臣として登用されました。それは彼が「聖霊に導かれる神の子」としての本領を発揮していたからこその奇跡でしたが、世はそんな彼を放置せず、卑怯な陰謀に陥れます。悪しき者は今日も、神の子たちの祈りと信仰告白の無力化を狙っているのです。ダニエルはその霊的攻撃の本質を見抜いていたので、敢えて逃げも隠れもせず、普段通りにエルサレムに向かって堂々と、感謝と祈りを捧げました。私たちも同様の試みを受ける時、「これは天の父が我が人生により深く関与してくれる時だ」と信じるなら、主は責任をもって、ご自身の勝利を纏わせて下さいます。それは、世が追求する勝利とは本質的に異なるのです。
神の子たちが現れるのを、世は待望している
2024年1月28日
主日礼拝
ダニエル5章
説教者:坂本兵部牧師

BC539年、バビロンが滅亡するその夜に、ベルシャツァル王が傲慢な宴会を催していたというのは、いつか必ず訪れる「終わりの日」を準備できていない世の姿を表しています。その場に不意に現れた不吉なしるしを見て、王も人々も恐怖に震えますが、呼び出されて主からの答えを証しして皆を感動させたのは、世から23年も無視されていたダニエルでした。その数時間後にバビロンは呆気なく滅んで政権は変わりましたが、ダニエルはペルシア王クロスにも感化を与え、神の国の栄光のために用いられ続けます。今日も、世は滅びに向かう虚しさの中で、真の答えを求めて呻きつつ、「聖霊に導かれる神の子」たちがその本領を発揮してくれるのを待望しているのです。